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私のブログ記事『アルコール性ケトアシドーシスに注意!』より
いくら糖質が少ないお酒でも、やはりお酒の飲み過ぎには気を付けたほうが良さそうです。
きちんとした食事をしないでお酒ばかり飲むような生活が続いた場合、「アルコール性ケトアシドーシス」を起こす可能性があります。
いつもお酒を飲んでいると、肝臓で糖を作り出す働きがブロックされやすくなっています。その状態で飲酒すると低血糖状態になりやすくなります。肝臓はアルコールの処理に追われて糖を作り出す働きが十分にできないからです。
低血糖は非常に危険なので体は代わりに脂肪からエネルギーを作り始めます。脂肪をエネルギーにするのは糖質制限をしている時と同じですが、決定的な違いは「インスリンの働きが極度に弱まっている」ということです。
何らかの理由でインスリンの働きがかなり低下すると、体は糖をエネルギーとして利用できなくなり、際限なくケトン体を作り出し、血液は酸性に傾きます。
インスリンがちゃんと働いているときはこのようなことは起こらず、ケトン体が作られても「暴走」することはなく、血液が酸性に傾くこともありません。
※ケトーシスはケトン体が増えていること、アシドーシスは血液が酸性に傾いていることを指します。
ロクに食べずにお酒ばかり飲むような状態では栄養不足や嘔吐などから脱水になりやすく、このような状態ではインスリンの働きを弱めるホルモンが大量に分泌されます。
また1型糖尿病の方などがインスリン注射を打ち忘れた時にもケトアシドーシスが起こりますが、こちらは「糖尿病性ケトアシドーシス」と呼びます。
お酒ばかり飲まないように気を付けようニャー!
すでに糖尿病のある方は飲酒によって神経障害が悪化しやすいそうなので特に注意ね!
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